巻き爪情報コラム

延べ20万例以上。信頼と安心の巻き爪専門治療院ドクタリストが
巻き爪について分かりやすくお伝えします。

巻き爪治療の最新法:ワイヤー矯正・プレート矯正・フェノール法まで【痛み・期間・リスク】

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巻き爪と陥入爪の基礎知識

巻き爪や陥入爪でお悩みの方は、まず症状の正しい理解が改善への第一歩となります。

巻き爪とは、爪の両端が内側に巻き込んでいく状態を指し、陥入爪は爪が周囲の皮膚に食い込んで炎症を起こしている状態です。

これらは似ているようで異なる症状ですが、多くの場合は併発しており、適切な治療を行わないと痛みが慢性化し、日常生活に大きな支障をきたします

巻き爪専門治療院ドクタリストでは、15年以上の運営実績と30万例以上の症例経験から、それぞれの症状に最適な治療法を提供しています。

多くの患者さんが「もっと早く来れば良かった」とおっしゃるように、早期の適切な対処が重要です。

1.1 痛みの原因と炎症の仕組み

巻き爪や陥入爪の痛みは、爪が皮膚に食い込むことで起こる物理的な圧迫が主な原因です。爪の端が皮膚を押し続けることで、組織が損傷し、炎症反応が起こります。

この炎症により、発赤、腫脹、疼痛、熱感といった症状が現れます。

特に注意すべきは、炎症が慢性化すると肉芽組織が形成され、さらに痛みが増強するという悪循環に陥ることです。

肉芽組織は出血しやすく、細菌感染のリスクも高まります。ドクタリストでは、このような重症化した症例でも、医師との連携により適切な対応を行っています。

痛みの段階 主な症状 治療の緊急度
初期 軽い圧痛、違和感 早期治療で改善しやすい
中期 持続的な痛み、腫れ 専門的な治療が必要
重症期 出血、化膿、肉芽形成 医療機関との連携が必要

1.2 よくある原因とリスク要因

巻き爪や陥入爪の発症には、複数の要因が関与しています。生活習慣、足の形状、職業など、様々な要素が複雑に絡み合って症状を引き起こします。

ドクタリストでは、患者さん一人ひとりの原因を詳しく分析し、根本的な改善を目指しています。

1.2.1 靴の形とつま先の圧迫

不適切な靴の選択は、巻き爪の最も一般的な原因の一つです。

特に、先の細いパンプスやハイヒールは、つま先を圧迫し、爪の正常な成長を妨げます。

サイズの合わない靴や、硬すぎる素材の靴も、爪への過度な圧力を生み出し、巻き爪を悪化させます

適切な靴選びのポイントとして、つま先に1センチ程度の余裕があること、幅が足に合っていること、柔らかすぎず硬すぎない素材であることが挙げられます。

1.2.2 外反母趾や扁平足や浮き指

足の構造的な問題も巻き爪の重要な原因となります。外反母趾では、親指が内側に曲がることで爪への圧力分布が変化し、巻き爪を引き起こしやすくなります。

扁平足の方は、歩行時の体重分散が不均等になり、特定の爪に負担が集中します。

浮き指は、指が地面から浮いている状態で、爪が正常な圧力を受けられないため、爪が厚くなったり巻き込みやすくなったりします。これらの構造的問題に対して、ドクタリストでは根本的な原因にアプローチする施術を行っています。

1.2.3 スポーツや長時間の立ち仕事

激しいスポーツや長時間の立ち仕事は、足の爪に継続的な負荷をかけます。特にランニング、サッカー、バスケットボールなどでは、急激な方向転換や踏み込み動作により、爪に強い圧力がかかります。プロアスリートの方々からも支持を受けているドクタリストでは、競技を続けながらの改善施術が可能です。

立ち仕事の方は、一日中体重が足にかかり続けるため、爪への負担が蓄積します。

看護師、販売員、調理師など、多くの職業の方々が巻き爪に悩まされています。職業特性に合わせた予防法の指導も行っています。

1.2.4 爪白癬や皮膚炎の関与

爪白癬(爪水虫)による爪の肥厚や変形は、巻き爪を誘発する重要な要因です。

爪白癬により爪が厚くなると、正常な成長が妨げられ、巻き込みやすくなります。また、周囲の皮膚炎により炎症が慢性化すると、爪の成長にも影響を与えます。

爪白癬が疑われる場合は、まず皮膚科での診断と治療が必要です。ドクタリストでは、必要に応じて医療機関への受診をお勧めし、連携して治療を進めています。

1.3 爪は切らないで削る!スクエアオフの基本

巻き爪予防の最も重要なポイントは、正しい爪のケア方法です。

多くの方が行っている深爪は、巻き爪を悪化させる大きな原因となります。

爪は切るのではなく、やすりで削ることが基本です。

スクエアオフとは、爪の先端を真っ直ぐに整え、角を少し丸める爪の形です。

この形状により、爪が皮膚に食い込みにくくなります。具体的には、爪の白い部分を1〜2ミリ程度残し、角は45度程度の角度で軽く削ります。

ケア方法 正しい方法 避けるべき方法
爪の長さ 白い部分を1-2mm残す 深爪、短く切りすぎ
形状 スクエアオフ(四角い形) 角がとがる、三角形に切る
道具 爪やすりを使用 爪切りだけで処理

1.4 自分で無理に治す前に知るべきことと矯正開始・受診の目安

軽度の巻き爪であれば、セルフケアで改善する可能性もありますが、痛みがある場合や、爪の変形が進んでいる場合は、専門的な治療が必要です。自己判断での処置は、かえって症状を悪化させる危険性があります。

治療開始受診の目安として、以下のような症状がある場合は、早めの専門機関への相談をお勧めします。

歩行時に痛みを感じる、爪の周囲が赤く腫れている、爪が皮膚に食い込んでいる、出血や化膿がある、市販のケア用品で改善しないなどです。

ドクタリストでは、痛みや形だけの改善から再発予防まで考慮した施術等、患者さんの希望や状況に応じて最適な施術計画をご提案しています。

出血化膿がある場合等症状によっては、医療機関への受診をお勧めする場合もあり、患者さん本位の対応を心がけています。

早期の適切な治療により、多くの方が「もっと早く来れば良かった」とおっしゃるように、痛みから解放され、快適な生活を取り戻されています。

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巻き爪治療 矯正方法と治療院の選び方

巻き爪の治療方法矯正方法を選ぶ際には、症状の程度や生活スタイル、費用面などを総合的に考慮することが大切です。

適切な治療法と信頼できる治療院を選ぶことで、痛みから早期に解放され、再発リスクも大幅に軽減できます

2.1 保険適用と自費の違い

巻き爪治療矯正における保険適用の有無は、選択する方法によって大きく異なります。

治療方法 保険適用 特徴 適応症例
外科手術(フェノール法・部分抜爪術) 適用可能 根本的治療、術後の痛みあり 重度の陥入爪、化膿・肉芽形成例
ワイヤー矯正(医療機関) 一部適用可能 爪の先端から中央部の矯正 軽度〜中等度の巻き爪
プレート矯正 自費診療 目立たない、痛みが少ない 軽度〜重度まで幅広く対応

保険診療では手術が中心となりますが、痛みや日常生活への影響、入院の必要性などのデメリットも考慮する必要があります

一方、保険外の通常の矯正は費用はかかりますが、痛みが少なく、仕事や学校を休む必要がないという利点があります。

巻き爪専門治療院ドクタリストでは、高度な施術内容でありながら、一般的な矯正院や専門店と同程度の料金設定としています。

さらに治りにくい人向けの通院上限保証や基礎通院終了後のアフターケアは1回あたり約3,300円と、再発予防を継続しやすい価格設定になっています。

2.2 症状別の適応の目安

巻き爪の症状や状態によって、最適な治療方法は異なります。

症状・状態 推奨される治療法 選択のポイント
軽度の巻き込み(痛みなし〜軽度) プレート矯正、セルフケアセット 予防的治療、美容面重視
中等度(歩行時の痛み) プレート矯正、ワイヤー矯正 日常生活への影響を最小限に
重度(常時痛み、炎症あり) プレート矯正(特殊施術)、手術 即効性と根本改善の両立
化膿・肉芽形成 抗菌薬治療後に矯正、または手術 感染制御を優先

症状が軽度のうちに適切な治療を開始することで、治療期間の短縮と費用負担の軽減が可能です

ドクタリストでは、プロスポーツ選手のような即時の痛み除去が必要な場合にも対応可能な独自施術法を用いており、幅広い症状に対応しています。

2.3 ワイヤー矯正の種類と特徴

ワイヤー矯正は、金属の弾性を利用して爪を広げる治療法です。主に以下の方法があります。

  • VHO式:爪の両端にワイヤーをかけ、中央で固定する方法
  • マチワイヤー法:形状記憶合金を使用し、爪の先端に装着
  • 弾性ワイヤー法:爪に穴を開けてワイヤーを通す方法

ワイヤー矯正の利点は、比較的早く爪の形を改善できることです。しかし、爪の根元部分への効果が限定的で、ワイヤーが目立つ、日常生活で引っかかりやすいなどのデメリットもあります。また、爪が薄い場合や爪白癬がある場合は適応が難しいことがあります。

2.3.1 マチワイヤーの仕組みと適応

マチワイヤーは、ニッケルチタン合金製の形状記憶ワイヤーを使用した矯正法です。

爪の両端にフック状の部分を引っかけ、体温で元の形状に戻ろうとする力を利用して爪を広げます。

適応となるのは、爪の厚さが0.5mm以上あり、爪の先端に十分な長さ(3mm以上)がある場合です。

施術時間は約10〜15分と短く、装着後すぐに効果を実感できることが多いです。ただし、爪の根元からの改善は難しく、定期的な交換が必要となります。

2.3.2 リスクと再発の傾向

ワイヤー矯正には以下のようなリスクと課題があります。

  • 爪の損傷:穴を開ける際や装着中に爪が割れるリスク
  • 感染のリスク:ワイヤー装着部位からの細菌感染の可能性
  • 日常生活での制限:入浴時や靴下着用時の注意が必要
  • 再発率の高さ:根本的な改善が困難なため、除去後の再発率が60〜70%と高い

ワイヤー矯正単独では爪の根元の変形が改善されにくいため、一時的な改善にとどまることが多く、長期的な視点での治療計画が重要です

ドクタリストでは、独自の強化矯正板と材料を開発使用した施術法を開発しています。これにより、早期の痛み改善と、根元からの持続的な矯正効果の両立を実現しています。

さらに、基礎通院終了後も再発予防のアフターケア保証システムを充実させることで、総合的な改善成果を高めています。

プレート巻き爪矯正の選択肢と比較

3.1 巻き爪プレート矯正の特徴と種類

プレート矯正は、板状の矯正板(プレート)を爪表面に貼付して、その反発力によって爪を広げる矯正治療法です。

ドイツで開発されたこの方法は、手術やワイヤー矯正と比較して痛みが少なく、日常生活への影響が最小限で済むという特徴があります。

プレート矯正には複数の種類があり、それぞれに特徴があります。

一般的なプレート矯正では、薄い金属やプラスチック製の矯正板を使用しますが、多くの施設では爪の先端から中央部分のみに装着したり、単にマニュアル通りに貼付することになるため、根元の変形が残りやすいという課題があります。また、プレートの強度や素材によって矯正効果と再発や改善後の状態予後に大きな差が生じます。

プレートの種類 特徴 適応症状 矯正期間の目安
一般的な薄型プレート 装着が簡単、費用が安い 軽度の巻き爪 6ヶ月~1年以上
ドクタリスト独自開発プレート ドクタリストメソッド

矯正力が強い・細部まで施術可能・再発にも対応可能・5種類以上を症状に合わせて使い分け、根元まで矯正可能

痛みと形改善だけなら数回で可能

軽度~重度まで対応 3ヶ月~1年以上 アフターケア保証あり

従来のプレート矯正では、施術者の技術や使用するプレートの質により結果に大きな差が出ることが問題となっていました。

特に、利益重視のサロンでは弱いプレートを使用して通院回数を増やす・反復した再発などのケースも見受けられます。

3.2 ドクタリストプレート矯正の特徴

巻き爪専門治療院ドクタリストでは、15年以上の研究開発により、独自の巻き爪矯正プレートと施術メソッドを確立しています。従来のプレート矯正の弱点を克服し、手術やワイヤー矯正の良い点を取り入れた独自の方法です。

ドクタリストの最大の特徴は、爪の根元からしっかりと広げることで、再発リスクを大幅に軽減している点です。一般的なプレート矯正では困難とされる爪端ホチキス変形や傾斜爪にも対応可能で、全国でも唯一の施術法として認められています。

また、患者さんの症状や爪の状態に合わせて、5種類以上の独自開発プレートから最適なものを選択します。これにより、軽度から重度まで幅広い巻き爪に対応でき、プロスポーツ選手のような即時の痛み除去が必要なケースでも効果的な治療が可能です。

目立たないという点も重要な特徴です。

透明で薄型のプレートを使用することで、日常生活や仕事、スポーツ活動に支障をきたすことなく治療を継続できます。実際に、多くのプロアスリートや著名人の方々が、競技や公の場に影響なく治療を受けています。

3.3 プレート矯正の方針の違い 痛みと期間とリスク

プレート矯正を提供する施設により、治療方針には大きな違いがあります。ドクタリストでは、基礎通院とアフターケアを明確に分けることで、効率的かつ経済的な治療を実現しています。

比較項目 一般的なプレート矯正 ドクタリストプレート矯正
痛みの程度 施術時の痛みは少ないが、根本改善まで時間がかかる 施術時の痛みがほぼなく、即日から痛みが軽減
治療期間 1年以上かかることが多い

基礎通院+アフターケア利用可能

痛みや形だけの単発改善もプランもあり

再発リスク 爪先のみの矯正で再発しやすい 根元から矯正し再発リスクを大幅に軽減
費用負担 反復する利用により総額が高額になりやすい アフターケアは1回約3,300円で負担軽減
日常生活への影響 矯正力が弱いため外れたりしにくい 目立たず、靴や靴下への影響もない

ドクタリストの施術方針の特徴は、単に爪を広げるだけでなく、生活習慣の改善指導や爪の正しいケア方法まで含めた総合的なアプローチを取っている点です。これにより、基礎通院終了後も巻き爪に悩まされることなく、健康な爪を維持できます。

また、症状によっては複数のプレートを組み合わせた施術や、部分的に異なる矯正力を加える特殊な技法も用います。

1枚の爪の内側と外側の両方に症状がある場合でも、プレート1枚分の料金で対応するなど、患者さんの経済的負担にも配慮しています。

さらに重要なのは、アフターケア保証制度により、基礎通院終了後も定期的なメンテナンスで再発を予防できることです。

万が一変形の兆候が見られた場合でも、早期に対処することで短期間・少回数で改善可能です。これは、他の施設では見られない独自のシステムであり、患者さんから高い評価を得ています。

4. フェノール法と外科的治療

巻き爪の治療法として、保存的治療で改善が見込めない重度の症例では、外科的治療が検討されます。巻き爪専門治療院ドクタリストでは、症状によっては医師・病院を紹介させていただいたり、受診をお勧めするなど、患者さんの状態に応じた最適な治療選択を行っています。ここでは、フェノール法をはじめとする外科的治療について、その特徴と適応を詳しく解説します。

4.0.1 痛みの程度と処置時間

外科的治療における痛みと処置時間は、選択する術式によって大きく異なります。フェノール法では、局所麻酔下で行われるため、処置中の痛みはほとんどありません。処置時間は片側で約20~30分程度です。一方、部分抜爪術では処置時間は15~20分程度と短いものの、術後の痛みがフェノール法より強い傾向があります。

術式 処置時間 術中の痛み 術後の痛み
フェノール法 20~30分 局所麻酔で軽減 比較的軽度
部分抜爪術 15~20分 局所麻酔で軽減 中等度~重度
ガター法 10~15分 軽度 軽度

4.0.2 治療期間と通院頻度

外科的治療後の治療期間は、術式や個人差により異なりますが、フェノール法では創部が完全に治癒するまでに4~8週間程度かかります。通院頻度は、術後1週間は2~3回、その後は週1回程度の処置が必要です。部分抜爪術では、治癒期間が2~4週間と比較的短いですが、再発リスクが高いため、長期的な経過観察が必要となります。

4.1 フェノール法の流れと効果

フェノール法は、巻き爪の根本的な治療法として広く行われている術式です。この方法は、爪母の一部をフェノールという薬剤で化学的に焼灼し、爪の幅を狭くすることで巻き爪を改善します。まず局所麻酔を行い、巻き込んでいる爪の縁を部分的に切除します。その後、88%フェノール液を爪母に塗布し、約3分間作用させます。最後に生理食塩水で十分に洗浄し、抗生剤軟膏を塗布してガーゼで保護します。

4.1.1 費用相場と保険適用の有無

フェノール法は保険適用となる治療法で、3割負担の場合、片側で約8,000~10,000円程度です。これには初診料、手術料、処置料、薬剤料などが含まれます。両側同時に行う場合は、約15,000~18,000円程度となります。ただし、医療機関によって若干の差があるため、事前に確認することをお勧めします。

項目 3割負担の場合 含まれる内容
片側フェノール法 8,000~10,000円 手術料・処置料・薬剤料
両側フェノール法 15,000~18,000円 手術料・処置料・薬剤料
術後通院(1回) 1,000~2,000円 再診料・処置料

4.1.2 麻酔の痛みと術後の痛み

フェノール法では、指の付け根に局所麻酔(指ブロック)を行います。麻酔の注射時には一時的な痛みがありますが、数秒から十数秒で終わります。麻酔が効いてしまえば、処置中の痛みはほとんど感じません。術後は、麻酔が切れた後(約2~3時間後)から軽度の痛みが出現することがありますが、鎮痛剤でコントロール可能なレベルです。多くの患者さんは、術後翌日から通常の日常生活が可能となります。

4.1.3 治療期間と再発予防効果

フェノール法の最大の利点は、爪母を処理することで高い再発予防効果が期待できることです。適切に施行された場合、再発率は5~10%程度と報告されています。治療期間は、創部の完全治癒まで4~8週間かかりますが、その後は特別な処置は不要です。ただし、爪の幅が狭くなるため、見た目を気にされる方には、事前に十分な説明が必要です。

4.2 部分抜爪術とガター法の適応

部分抜爪術は、巻き込んでいる爪の一部を根元から抜去する方法で、即効性があります。炎症が強い急性期の陥入爪や、肉芽形成を伴う症例に適応となります。処置は比較的簡単で、局所麻酔下で爪の巻き込んでいる部分をペアンなどで把持し、回転させながら抜去します。ただし、爪母の処理を行わないため、再発率が30~50%と高いことが欠点です。

ガター法は、爪と皮膚の間にチューブを挿入して爪の刺激を軽減する保存的治療法です。軽度から中等度の陥入爪で、手術を希望されない患者さんや、妊娠中、糖尿病などで手術リスクが高い患者さんに適応となります。医療用チューブを爪の縁に沿って挿入し、医療用接着剤で固定します。即効性があり、処置直後から痛みが軽減しますが、チューブが外れやすく、定期的な交換が必要です。

4.3 化膿や肉芽がある時の抗菌薬と創部管理

巻き爪に感染を伴う場合は、まず感染のコントロールを優先し、炎症が落ち着いてから根本的な治療を行います。化膿している場合は、細菌培養検査を行い、適切な抗菌薬を選択します。第一選択薬としてはセファレキシンやアモキシシリン・クラブラン酸などの経口抗菌薬を5~7日間投与します。

肉芽組織が形成されている場合は、硝酸銀による化学的焼灼や、液体窒素による凍結療法を行います。創部管理では、毎日の洗浄と適切な外用薬の使用が重要です。抗菌薬含有軟膏(ゲンタマイシン軟膏など)を塗布し、ガーゼで保護します。過度の湿潤環境は感染を助長するため、適度な乾燥を保つことも大切です。

巻き爪専門治療院ドクタリストでは、出血・化膿・肉芽などがある際は、まずカウンセリングを行い、必要に応じて掛かりつけの内科や皮膚科での処置をお勧めしています。

感染が落ち着いた後は、痛みが少なく目立たない独自のプレート矯正法で根本的な改善を図ります。手術を避けたい方や、再発を繰り返している方には、当院の矯正治療が効果的な選択肢となります。

5. まとめ

巻き爪の治療法は、症状の程度により選択が異なります。軽度から中等度の巻き爪にはワイヤー矯正やプレート矯正が適しており、痛みが少なく日常生活への影響も最小限で済みます。重度の巻き爪や繰り返す炎症にはフェノール法が有効で、根本的な解決が期待できます。

保険適用となる治療は限られるため、事前に確認が必要です。また、正しい爪の削り方(スクエアオフ)や適切な靴選びなど、日常的な予防も重要です。早期の適切な治療により、痛みからの解放と再発予防が可能となります。

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